学校帰りにたまに立ち寄る小鳥屋さんがあったっけ

小学校の通学路に一件の小鳥屋さんが昔ありました。

旦那さんは建築関係の仕事をメインでやっていたが、奥さんが小鳥屋さんは仕切っていました。

当時、セキセイインコや文鳥、十姉妹、カナリヤ等が人気があった時代。

鳥かごにいろんな小鳥が入っていて、賑やかです。

他にはオカメインコ、ボタンインコ、九官鳥、たまに鳩やニワトリ、ウズラがいたり。

小鳥だけでなくウサギやモルモットがいることもあり、思わず立ち止まってしまう。

小動物に弱い小学生は真っ直ぐ家に帰れなくなる。

うちの父親とここの御主人が顔見知りで、奥さんも小さな時から知ってる。

なので私がいると、奥さんが声をかけて中を見せてくれました。

あくまでも店内の生き物は売り物です。

脅かさないように静かに見るのが条件で中に入れてくれました。

ミドリガメやウシガエルのオタマジャクシがいることも。

あとメダカや金魚がいることもあった。

小鳥屋さんと言うよりちょっとしたペットショップです。

実はもうひとつ楽しみがありました。

店の奥は自宅で広いお庭に池がありました。

錦鯉です。

いろんな模様の錦鯉が優雅に泳いでいて、ここも立ち寄る場所です。

ここも条件があり、パンはあげないこと、水に手を入れないことでした。

池の縁に立つと黒っぽい錦鯉がバクバクさせながら寄ってきます。

おねだりなのですが、餌はダメ。

それでもぎゅうぎゅうの押しくらまんじゅう状態の錦鯉達。

勢いで陸に上がりそうな迫力です。

近所に住む若いお母さんが、小さな子供を連れて見学に来るときもあります。

動物園もありますが、ここの方が手っ取り早いので連れて来ていました。

迫力の錦鯉をみた男の子、お髭あるよ?と指差して叫ぶ。

そうだねぇ、お髭あるからおじちゃんかな?この鯉は?とお母さん。

おじちゃんもおばちゃんも関係なく、鯉は髭があります。
ナマズやドジョウもそう。

バクバクさせてる錦鯉をびっくりしたような顔をして見ていた。

本当は真っ直ぐ家に帰らないといけないのだが、つい寄り道していた。

数年後、御主人が病気で亡くなったためお店は閉めてしまった。

懐かしい記憶です。http://www.fndg.co/entry2.html